ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
子どものころ、私は友達と遊んでいて手に大けがをしたことがありました。もう時刻は夕方になっていて、どこの病院も閉まっていました。そこで私は普段からよく知っている近所のお医者さんに駆け込みました。彼は私の手の傷を消毒し、開いた傷口を縫ってくれました。
そのときのことです。そのお医者さんが私に向かって「医者が休みのときに、ケガをするな!」と怒鳴ったのです。誰も医者の都合に合わせてケガをしたりするわけではありません。私はそのときずいぶん無理なことを言われたことを今でも思い出します。
昔、ユダヤでは土曜日を安息日と言って、この日には神さまを礼拝するために、その他の一切の労働を禁じられていました。ところが、その安息日にイエス様が病人を癒す奇跡を行われたのです。そこでユダヤ人たちは「イエスが安息日の掟を破った。」と激しく非難したのです。そのときイエス様は、神さまが今も休むことなく働いておられることを語られました。そして自分も同じように安息日にも働かれるのだと言われたのです。
私たちにとって日曜日は神さまを礼拝する日です。そしてイエス様さまはこの日曜日の礼拝で私たちに会ってくださり、私たちの救い主として今も働いてくださるのです。
イエスの言葉
「わたしの父は今もなお働いておられる。だから、わたしも働くのだ。」 ヨハネによる福音書5章17節