おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。私は千葉県松戸市の松戸小金原教会で牧師をしております、三川共基と申します。
この世の幸せというものを考える時、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。裕福であること、豪華な食事をいただくこと、素敵な人と出会うこと等、様々あるでしょう。
かつて古代イスラエル王国を治めていたダビデ王は、聖書の中に次のような詩を残しています。
「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」(詩編133:1)
一国の王として君臨したダビデは、その豪華絢爛な生活よりも、共に腰をおろして生活できる人や、一緒に食卓を囲んで安らぐことのできる人のいる方が、大きな幸せだと言っています。たとえ裕福であり、豪華な食事が目の前にあっても、独りぼっちでは寂しいものです。本当の幸せというのは、安心できる人が一緒にいることなのではないでしょうか。
ダビデは更に続けて「主は布告された。祝福と、とこしえの命を。」(同133:3)と言います。ダビデにとって、兄弟が共に座っていることは、聖書の神様からのかけがえのない祝福なのです。
本当の幸せ、それはわたしたちが、親しい人、愛する人と、共に生きる時におとずれるものです。そしてそれは、主なる神様が与えてくださいます。今日も神様は、わたしたちを独りぼっちにはなさらないのです。