いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
聖書は、神様が六つの日にわたって、天地万物を造られたと教えています。今日は、その第四の日についてお話しします。旧約聖書の創世記1章14節から16節までをお読みします。
「神は言われた。『天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。天の大空に光る物があって、地を照らせ。』そのようになった。神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。」
神様は太陽と月と星を造られました。しかし聖書には、太陽と月という言葉は用いられていません。太陽は「光る物の大きな方」と言われ、月は「光る物の小さな方」と言われています。
なぜ、聖書は、このような言い方をしているのでしょうか?それは、古代の世界において、太陽や月が神々として礼拝されていたからです。それで聖書は、太陽や月という言葉を用いないで「光る物の大きな方」「光る物の小さな方」と言っているのです。
聖書は、太陽も月も神様が造られた光る物であり、決して神々ではないと教えているのです。神様は季節のしるし、日や年のしるしとして、太陽や月や星を造られました。そのことによって、人間はカレンダーを作り、予定を立てることができるようになったのです。