いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。
私たちは、苦難に襲われた時、苦しみの中で、自分は神さまに見捨てられてしまったのではないかと思います。
使徒パウロは、ローマの信徒への手紙5章3節から5節でこう語っています。
「そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」
パウロは、苦難の中でこそ、私たちに神の愛が注がれていると教えています。これは、驚くべき教えです。
ところで、神さまは、私たちに聖霊を与えて下さいます。聖霊は、神の霊、とも言います。私たちは、聖霊を通して神の力で守られ、正しい方向へと導かれます。私たちが苦難の中で、嘆き、苦しんでいる時にも、神さまは、聖霊を通して必ず私たちと共にいて、私たちが苦しみに押しつぶされないように守ってくださいます。だからこそ私たちは、苦難の中で忍耐することができます。私たちは苦難の中にあっても、聖霊の助けによって神さまを信頼し続けることができます。
こうして私たちの信仰は、確かなものとされていきます。私たちが苦難の中で忍耐している時、神さまは、聖霊を通して私たちと共にいてくださり、私たちに愛を注ぎ続けてくださいます。ここに希望があります。