ご機嫌いかがですか。牧師の豊川修司です。
主イエスを求めて教会に見えられたある求道者は、教会に通い始めると、家族との摩擦や闘いが始まると話してくれました。教会に来る前の生活習慣と教会に通い始めた後の生活習慣が全く変わってしまったからでしょう。
更に洗礼を受けた後では、がらりと様相が変わり、神様第一、教会第一の生活を選択していくようになります。信仰生活が更に進展すると、それまでの友達とも疎遠になったり、家族との意思疎通が悪くなったりすることがあります。
主イエスは、マタイによる福音書10章37節から39節で次のように語っています。
「わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。また、自分の十字架を担ってわたしに従わない者は、わたしにふさわしくない。自分の命を得ようとする者は、それを失い、わたしのために命を失う者は、かえってそれを得るのである。」
主イエスが語っていることは、信仰を持ったならば「父・母・家族」と手を切りなさいと言っているのではなく、信仰生活の優先順位を勧めているのです。それは第一に神を愛すること、第二に隣人を自分のように愛することと同じことです。
信仰を持った者は、以前よりも家族の救いを真剣に考えるようになるのです。