ご機嫌いかがですか。ひたちなか教会牧師、小林義信です。
本日のみ言葉は「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。」マタイによる福音書5章3節です。
この箇所は「山の上の教え」と言われ、イエスが伝道を始められ、多くの人々から慕われ、尊敬されていた彼は、何時も多くの群衆に囲まれておりました。この時は、しばし群衆から離れ、山に登り弟子たちに語られた九つの「幸いの教え」の最初の言葉です。
「心の貧しい人」とは、財産や富を持っていない人を意味するのではなく、世の中での試練や、苦しみや、悩みの中でひたすら神により頼む事しかできない人を指し、このような人々が、己がその様な弱く愚かな者であることを自覚し、悔い改めの心をもってイエスに従うのであれば、真の霊的な救いによって、喜びと幸いを実現出来る事となり、そして、目に見える物の無意味さを知り、その人の心の内には豊かな天の御国が実現すると教えられたのです。
このお話を聞いておられるあなたが、今、苦しみや悩みの中にあるのなら、是非、この聖書の箇所を開いてお読み下さい。真の幸いを発見できるはずです。