あさのことば 2019年10月20日(日)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

木村恭子(川越教会牧師)

木村恭子(川越教会牧師)

メッセージ: 神はお祈りを望んでおられる



 いかがお過ごしですか?川越教会の木村恭子です。
 今週は、私の大好きな小説「赤毛のアン」から、心に残るエピソードをご紹介します。主人公のアンは、生後間もなく両親を亡くし、家族の愛情を知らずに育ちました。そんなアンを引き取って、兄マシューと妹マリラが育てる話です。

 アンがマシュー家に到着した2日目の夜、マリラはアンに「お祈りをして床にはいりなさい。」と言いました。ところがアンは「お祈りってしたことがないの。」と答えたのです。「えっ、なんですって、アン。お祈りを教わったことがないというの?神様はいつでも小さな女の子がお祈りをすることを望んでいらっしゃるんだよ。」アンは家族の愛情を知らずに育っただけでなく、神に愛されていることも知りませんでした。ですが幸いなことに、マシューとマリラを通して少しずつそれを知ることができたのです。

 神に愛されていること。神が私たちの祈りを喜んでくださること。私たちも教えてもらわなければわからないことです。それを教えてくれるのが、聖書であり、教会でのメッセージです。

 聖書の言葉「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」(フィリピ4:6-7)

(『赤毛のアン』モンゴメリ著 村岡花子訳 新潮文庫より)

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