お元気ですか?ほほえみトークの熊田なみ子です。今日は「こころにいつもほめことば」のお話。
Facebookにいろいろな情報が流れてきますが、先日三浦綾子さんの本からの一言に出会いました。
「…相手を伸ばしたいと思ったら、ほめ言葉を惜しんではならない。親や教育者、上司は無論のこと、夫婦に於いても同様、一日に一度は相手をほめようではないか。」(綾子)。
教会の本棚で「あるかな〜?」と捜したら、なんと1975年出版の「太陽はいつも雲の上に」(主婦の友社)がありました。
1月のほほえみトークで「氷点」から引用の「一生を終えて残るものは…」のお話をしましたが、この言葉も入っていました。
時が流れても私たちに迫ってくる本物の言葉なのでしょう。絵本も同じですね。50年以上前に出版されていても、今も子どもたちに人気の本があります。
でも夫婦で一日に一度ほめるって…できないですよね。
先日も「まわりにほめ言葉をかけてみよう!」と私が開いている集まりで宿題を出しましたら実践したEさんが感動の報告を。
めったにしない満面の笑みを浮かべて「おかえりなさ〜い!いつもありがとう…」のような感じで帰宅した夫を迎えたのだそうです。結果は?大成功!ほめ言葉を身近な家族にこそかけていきたいものですね。
先日もこんなことがありました。
朗読テキストの読みを夫に聴いてもらったのですが「言葉は心のマッサージ」です。朗読する側も聴く側も、お互いにいい時間となりました。秋深くなるこの季節は「朗読の世界」がとても似合っているような想いがします。
ちょうど例文が三木露風「赤とんぼのおもいで」でした。
「…青く高い秋の空 やさしい木洩れ日と光の真珠が秋の便りを届ける頃は 吹く風も秋の色、透明で気持がいい…」
露風の素敵な言葉が溢れていました。黙読よりも声に出して読むほうがずっと心に入ってきます。私は朗読するとき、最初は黙読(文章の理解や解釈)、それから棒読み(全体を通して音読)、そして仕上げます。作品が生き生きと蘇ってきて言葉に対する感受性が磨かれていくような気がするのです。
リジョイスの音声配信朗読は、もう10年以上たちましたけれど毎回とても新鮮な気持ちで全国の先生方のメッセージを読んでいます。
では、今日は滑舌練習にもなるかもしれない?namiオリジナル言葉をあなたに。
パパママ達、ジイジバアバ達にも、子どものこころにいつもほめ言葉をプレゼントしていただきたいですね。それではご紹介します。「なみこの子育てアイウエオ」ご一緒に声を出してみませんか?
(ア)「愛すること、いつくしむこと、受け入れること、笑顔と、穏やかなこころで」
(カ)「肩の荷おろして、聴くことだいじ、苦労するけど、謙遜に 子育てを」
(サ)「叫びたくても賛美して、主を信頼して、進むこと、世界は広い、空を見上げて」
(タ)「大切に、知恵深く、強い心で、手をつなごう、ともだち同志」
(ナ)「泣く時も、にっこり笑う時も、ぬくもりありがとう、根を深く張り、のびのびと」
(ハ)「葉っぱは伸びる、光の中で、ふだんはいつもリラックス、勉強には、ほめ言葉」
(マ)「任せてみよう 道えらび、息子も娘も、芽が出る日まで、もう一度あきらめず」
(ヤ)「やってみようよ、生き生きと、許す心と祈りがあれば、笑顔と、喜びやってくる」
(ラ)「楽になるね、理解しあおう、ルールも少し、練習しながら、ローソクのように」
(ワ)「若さあふれて、いのち輝く、嬉しい歩み 終わりまで」