いかがお過ごしでしょうか。せんげん台教会の川栄智章です。
復活されたイエス様は、すぐに天に昇られるのではなく、40日の期間を地上に留まられました。ある日、弟子たちが夜通し漁をしても1匹の収穫がなかった時に、ティベリアス湖畔において復活の主が現れ、炭火をおこされ、魚とパンによって弟子たちを朝食に招いてくださいました。しかし最初は、誰もイエス様に気づく者はいませんでした。イエス様が大漁の奇跡を起こされた後に、初めてイエス様であることに気づかされます。(以上ヨハネ21:1-14参照)
復活後、これまでとは違うイエス様の特徴として、第一にイエス様の姿・外見の変化であり、第二に瞬間移動のような性質でありました。しかし、実はこのようなイエス様の変化は、弟子たちにはむしろ有益なことでした。
というのは、この後、イエス様との交わりは、イエス様の肉体的消滅によって弱められるのではなく、かえって確固にされ、強化されていくからです。それまでの肉体的、場所的、時間的に制限された交わりが、イエス様の復活後に霊的で、深い、永遠の交わりに変えられていったということです。復活の主の現れによって、弟子たちにおけるこれまでの既成概念が全く破られたのです。
復活されたイエス様は、たとえ目に見えなくとも、今日も私たちを、主の食卓に招いてくださり、美しく、静かな、朝日の中で、深い平安な時を過ごさせてくださり、私たちを養ってくださいます。