おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
私たちの人生において、「人との出会い」というものはとても大切だと思います。ところで、私たちが「神様」という御方と出会ったならば、どんなに素敵な人生を送ることができるでしょうか。今週は、聖書に出てくる、神様と出会った人たちのお話をしたいと思います。
ベタニアという村に、イエス様と親しい関係にあったマルタ、マリア、ラザロの3兄弟がいました。あるとき、ラザロが重い病にかかり、ついには死んでしまいました。イエス様はベタニアに着くと、マルタに会われ、続けてマリアに会われます。
マリアもイエス様に会うなり、訴えます。「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに」(ヨハネ11:32)「神様どうして助けてくださらなかったのですか」と、愛する者の死という現実を目の前にして、マリアは悲しみの涙を流しました。すると、イエス様もラザロの死を思い、共に涙を流されたのです。
そして、イエス様はラザロの墓に行き、大声で叫ばれました。「ラザロ、出て来なさい」(ヨハネ11:43)すると、死んでいたはずのラザロは再び命を与えられ、よみがえり、墓から出てきたのです。
イエス・キリストは、死という現実を目の前にして悲しみの涙を流す私たちと、共に泣いてくださる御方です。それだけではなく、その復活の命によって、私たちを死の力から救い出してくださり、私たちの涙をことごとく拭いさってくださる御方です。そのイエス様が今日もあなたに出会ってくださいます。