いかがおすごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
人の心は善意に満ちていると信じたいのですが、しかしそれと同じくらい、様々な悪い思いで満ちているというのも真実です。悪い思いが唇をついて悪口となって出てきます。おそらく、人の悪口を聞いたことがない、という人はいないでしょう。
悪口と一言で言っても、さまざまな種類があります。人の失敗をあざ笑う悪口。人の身体的な特徴をからかう悪口。もっとひどいのは、その人の存在そのものを否定する悪口です。「お前なんかいらない。」と言われたら、もう立ち直る元気すらなくなります。心穏やかでいることなどできなくなってしまうでしょう。そして、ぐるぐると回る思考の中で「自分なんて生きていてもいいんだろうか。」という思いが頭をもたげてきます。わたし自身、そういう相談を何度も受けたことがあります。
でも考えてみてください。聖書の神以外に、わたしを存在させ、ここにいるようにしてくださるお方は、他に誰もいないのです。悪意に満ちた人間のささやきが、どんなにわたしを否定したとしても、神がわたしたちをここに住まわせてくださいます。
きょうのみ言葉…「平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります。主よ、あなただけが、確かに、わたしをここに住まわせてくださるのです。」詩編4編9節