いかがお過ごしですか?川越教会牧師、木村恭子です。
新型コロナウイルスが終息しない中で、教会の礼拝でもいろんな工夫をしています。川越教会では飛沫を防ぐため、賛美歌を1番だけ歌うようにしたり、「小さな声で、でも心の中で大きな声で賛美しましょう」なんてアナウンスをしたりしています。もちろんマスク着用です。でも大きな声で賛美できないのは辛いことです。
それで私は最近、平日の誰もいない会堂で「一人賛美」をしています。人を意識する必要がないので、神様だけに心を向けることができます。声を出すことで、縮こまっている魂を解放する効果もあります。礼拝賛美を豊かにするため、この機会にレパートリーを増やすことも心掛けながら。これで一石三鳥です。
「自宅で大声で歌うのは無理」という方は、声を出して聖書を読むことをお勧めします。ぜひ、詩編を朗読してみてください。詩編は信仰者の喜びや苦悩が生き生きと描かれているものがたくさんあります。今こんなときに共感できる詩編も多いことでしょう。
「すべての国よ、主を賛美せよ。すべての民よ、主をほめたたえよ。主の慈しみとまことはとこしえに、わたしたちを超えて力強い。ハレルヤ。」(詩編117)これは詩編の中でいちばん短いものですが、その広がりは世界大です。神の恵みと救いの御業は、私たちの思いを超えて、力強く、生き生きと広がっていきます。