おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
私たちは日本で暮らしていますと、小学校、中学校で学び、高校や大学、その他で専門分野に励み、そして様々な職に就いて社会に貢献します。どれもが大切な段階であり、そこには何も優劣はありません。
しかし一方で、学んだ知識や学問を悪いことに使う人たちがいます。原爆に代表される戦争のための兵器を作ったり、人体実験をしたり、最近ですと集団ぐるみの詐欺が横行しています。
私たちの口は、他人を励ますこともできますし、時には傷つけたりもします。私たちはこの体を用いて、他人や社会を元気づけることもできますが、他人や社会を混乱に陥れることもできてしまいます。私たちはどんな悪いことでも赦し、愛してくださる神を信じているからと言って、何をしても良いわけではありません。神に赦され、愛されていることを知っているからこそ、私たちはその神が喜ぶことをするのです。
具体的には、この口、手、目や耳を神のために使うことです。全身全霊で、どんな素晴らしいことができるか。神が喜んでくださることを、どんな形で行うことができるか。それぞれに与えられた場所で神に応える。これが、神を信じる私たちに与えられた使命です。