ごきげんいかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
仕事をする時、その仕事が緊急であるほどプレッシャーが大きくなります。上司は部下に厳しく要求し、部下がその要求に応えられないと叱責の言葉がだんだんと強くなっていきます。これが繰り返されると、上司から部下へのパワハラ(パワーハラスメント)へと進展していきます。このパワハラによって部下が体調を崩すこともあります。忙しい組織では人間が物のように扱われているのかもしれません。
キリストには12人の弟子がいました。彼らの仕事はキリストが語る神の言葉を人々に伝えることでした。12人の弟子たちは、だれがキリストの右に座ることができるのか、という野心がありました。そのような弟子たちに対してキリストは言われました。「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ15:12)と。
わたしたちには隣人を愛せないという心の闇があります。要求に応えられない部下に対してもこの闇が圧力となって襲いかかります。しかしキリストは、わたしたちのこの闇という罪を背負って十字架の上で死んでくださいました。
このキリストを信じ、このキリストの言葉に聞く時、わたしたちの心には互いに愛し合うという思いが芽生えるのです。忙しい職場の中で上司も部下も「互いに愛し合いなさい」とのキリストの言葉に聞く時、そこには必ず一筋の光が差し込むのです。