おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。
東京恩寵教会がある恵比寿の町を歩いていると、ときどき芸能人の方を見かけることがあります。あるとき有名な俳優の方が、大通りから少し入った静かな場所にある小さな神社で手を合わせているのを目にしました。華やかな芸能界の人に私が勝手に抱いていたイメージとは少し違ったので驚いたのですが、浮き沈みも激しい不安定な世界で生きているからこそ、何かを信じていたいという気持ちもむしろ大きいのかなと思いました。
聖書は、この世界とすべての人を造られたまことの神がおられることを教えています。人は神に造られたので、神を求めるのです。「特に宗教は信じていません。」と言う人でも、初詣に行って手を合わせたり、困ったときには何かにすがって祈ったりということがあると思います。
大事なことは、その宗教心が世界と人間を創造されたまことの神への信仰となることです。この神こそ信頼できる方であり、今も生きて働いておられ、私たちを教え、戒め、励まし、そして救ってくださるのです。
有名人でなくても、誰でも浮き沈みのある人生を送っています。たとえ小さな波であってもそこから不安や悩みが生まれてくることがあります。イエス・キリストは、「心を騒がせるな。神を信じなさい」(ヨハネ14:1)と言われました。すべての人がこの神を信じ、心穏やかに過ごすことができますように。