おはようございます。松戸小金原教会の三川です。
今年の夏『日本郵便SUNDAY‘S POST』というFMラジオ番組で、「レターソングプロジェクト」というものが行われました。「ありがとう」をテーマにした手紙を募集し、そのうちのひとつをYOASOBIという音楽ユニットが楽曲にするというプロジェクトで、今回「ラブレター」という楽曲が完成しました。
その歌詞一つひとつが本当に素敵なのですが、なかでもわたしが気に入ったフレーズがあります。「目の前のことも将来のことも、不安になってどうしたらいいの、分かんなくって迷うこともあるけど、そんな時もきっとあなたがいてくれれば、前を向けるんだ」
この歌を聞いた時、聖書の言葉がひとつ思い浮かびました。「多くの者がわたしに言います、『彼に神の救いなどあるものか』と。主よ、それでも、あなたはわたしの盾、わたしの栄え、わたしの頭を高くあげてくださる方。」(詩編3:3-4)
かつて、古代イスラエル王国を治めたダビデ王が、我が子アブサロムの反乱で逃げていた時に詠った言葉です。命からがら王宮から逃げてきたダビデは、この先自分の命の保証が持てないほどに大変な思いをしていました。不安で仕方がなかったでしょう。焦りがあったでしょう。それでもダビデは聖書の神が一緒に居てくださるから、落ち込まずに頭を上げることができると言いのけています。そして聖書の神への「ありがとう」というラブレターを口ずさんでいるのです。
不安な現実や将来に対する焦りを感じ、自分がこの先どのように生きていけばよいか分からない時があったとしても、それでも聖書の神はあなたの側に今日も居てくださいます。その神にあなたも「ありがとう」と口にしてみませんか。きっと、その言葉から今日を生きる力が湧いてきます。神が共におられるから、今日もあなたは前を向けるんだ。