おはようございます。松戸小金原教会の三川です。
実は昨年、娘が生まれましてパパになりました。初めての育児に、何をすればよいのか全く分からず、妻と共にてんやわんやの日々を過ごしています。
娘がニコニコしている時はよいのですが、忙しいときにかぎって泣き止まず、手がかかるとはこのことかと実感しています。どの家庭でも共働きが一般的になっているなかで、しかし保育園に預けることが叶わない家庭もあるのでしょう。自分の時間を取ることができずに疲れ果ててしまう親御さんがいることもよくわかります。
そんな折、精神科医の水島広子先生の著書『怒らない子育て』(青春出版社)を読みました。その中で引き寄せられる言葉がありました。「実は、子どもを持つということは、自分を無条件に愛してくれる人を持つということ。子どもは育っていく存在であると同時に、不完全な親を見守ってくれる愛の存在でもあるのです」。ああ、なるほど、何をすればよいのか全く分からない中で、時にイライラしながら抱っこをしていたわたしのことを、実はこの子が最も愛してくれていたのだと気づかされました。
聖書は「隣人を自分のように愛しなさい。」(マタイ22:39)と教えており、わたしもそのことを信じていたはずなのに、隣人どころか我が子への愛をどれくらい真剣に考えていただろうかと恥ずかしくなりました。この子が自分を愛してくれているように、わたしもこの子へ愛を返していこう。いやそれどころか、わたしのことを愛してくれているあの人この人にも、わたしからの愛をお返ししていこうと思わせられました。実は、そうした愛のお返しこそ聖書が教えている大事なことなのです。あなたも今日、愛のお返しをしてみてはいかがですか。