尾崎純（東仙台教会牧師）

メッセージ： クリスマス・プレゼントの始まり

　おはようございます。日本キリスト改革派の東仙台教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
　クリスマスのシーズンに入りました。クリスマスという言葉は、「キリストのミサ」という意味ですが、クリスマスと言えば、クリスマス・プレゼントが真っ先に思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか。

　東の国からやってきた星占いの学者たちが、「黄金・乳香・没薬」を幼子イエス・キリストにささげたことが、聖書に記されています。これが、クリスマス・プレゼントの起源です。「黄金」は、もちろん価値のあるものですね。「乳香」は、今で言うところのフランキンセンスという香水、「没薬」は、痛み止めで、どれも価値のあるものでした。

　ただ、これらのプレゼントは、ただ単に値段の高いプレゼントではありません。星占いの学者たちがプレゼントした「黄金・乳香・没薬」は、星占いに使う道具でもあったようです。つまり、彼らは、これらをプレゼントすることで、それまでの生き方をささげたとも言えるのです。

　そしてここから、星に導かれるのではなく、キリストに導かれる新しい生き方が、彼らに開かれていくのです。新しい生き方を始めるクリスマスが、皆様にもありますように。