お変わりありませんか。川越教会牧師、木村恭子です。
今週は、「イエス・キリストを通して神を知る」というお話です。
今、闘病中の方、あるいは、ご家族が病を得ているという方もいらっしゃることでしょう。イエスの時代は、今のような医療制度がなく、病気になれば、ただ家で寝ているだけ。本人も苦しいし、家族にも様々な負担がかかりました。ですから、福音書には、自分の力でイエスのもとに来ることができない病人を、家族や友人がイエスのもとへ連れて行く、という話がたくさん記されています。友人が屋根の瓦をはがして、イエスの目の前に病人を床ごとつり降ろした、なんていう話もあります。
ルカ福音書4章40節には、「日が暮れると、いろいろな病気で苦しむ者を抱えている人が皆、病人たちをイエスのもとに連れて来た。イエスはその一人一人に手を置いていやされた。」と記されています。このようにイエスは、福音を語るのと同じくらいたびたび、病に苦しむ人々やその家族、友人たちにかかわっておられます。一人一人に目を止め、それぞれに必要ないやしを与えられたのです。
このイエスのお姿から、神は、神のもとにやってくる一人一人とかかわりを持ち、その苦しみに目を止め、必要な解決を与えてくださるお方だ、ということがわかります。