おはようございます。坂戸教会の酒井啓介です。
神さまに祈ることを、聖書は教えています。クリスチャンは、教会でも個人でも、生活の中で様々なことを祈ります。
ところで、その祈りささげる神様は、すべてをコントロールされ、過去、現在、未来のすべてを決めて、治めています。ある時、ある人がこう言いました。「すでにすべてが決まっているのなら、祈る意味なんてあるの?」と。この言葉を聞いて、私はとてもわくわくしました。うれしいなぁと思うのは、この質問への聖書の答えをお伝えできるからです。
それを一言でいえば、神様は、祈る人を用いて御心を果たすことを望んでおられる、ということです。新約聖書の使徒言行録4章では、神を信じる者たちが一緒に祈り、神様が約束されたことがその通りになるようにと祈っていたところ、不思議な仕方で神様が答え、働いてくださいました(使徒4:23-31参照)。
他のだれかではなく、この祈っていた人たちが用いられました。神様が働いてくださるための準備として、祈りはとても大切です。旧約聖書のイザヤ書に、祈りのふさわしい心構えが記されていますのでお読みします。「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください。」(イザヤ6:8)神様は、祈る人を喜んで用いてくださいます。祈る意味を、神様が与えて下さっています。