ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
いつの頃からでしょうか。「勝ち組」、「負け組」という言葉を聞くようになりました。「勝ち組」とは、地位や名誉を手に入れた人たちのこと、「負け組」とはその逆で、地位や名誉とは無縁の人たちのことを言うのでしょうか。しかし、地位や名誉を手に入れた人たちは、その後、何を目標にして生きていくのでしょうか。
聖書の中で、キリストは、ひとりの金持ちのたとえ話をされました。その金持ちは、畑の豊作が続いたので、しまっておく倉が狭くなり、もっと大きい倉を建てました。そして、何年も先まで生きていけるだけの蓄えをしたのです。その金持ちは言いました。「『ひと休みして、食べたり飲んだりして楽し』(ルカ12:19)もう」と。しかし、神は言われました。「愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか」(ルカ12:20)と。
人間の命をコントロールし、人間に地位や名誉を与えてくださるのは、神なのだと、聖書は語ります。この神がおられることを知り、この神を信じて生き抜くことが、最も大切なことであると教えています。そのように生きるあなたがた一人ひとりに、神は必ず、必要なものすべてを与えてくださるのです。神とあなたとの間には、勝ち負けの関係はありません。