あさのことば 2023年11月13日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

村田寿和(羽生栄光教会牧師)

村田寿和(羽生栄光教会牧師)

メッセージ: 苦しみの伴う人生



 いかがお過ごしですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
 旧約聖書のヨブ記第5章6節と7節に、こう記されています。「塵からは、災いは出てこない。土からは、苦しみは生じない。それなのに、人間は生まれれば必ず苦しむ。火花が必ず上に向かって飛ぶように。」

 神様は、人を土の塵からお造りになりました(創世記2:7参照)。土の塵そのものからは、災いは出て来ないし、苦しみも生じません。しかし、土の塵から造られた人間は、生まれれば必ず苦しむと聖書は教えています。神様は、私たち人間を苦しませるために造られたのでしょうか。そうではありません。

 人間が生まれれば必ず苦しむのは、最初の人アダムの罪に由来します。エデンの園において、アダムは、悪魔の言葉を真に受けて、禁じられた木の実を食べてしまいました。最初の人アダムの罪によって、人は、生まれれば必ず苦しむ者となったのです。しかし神様は、そのような人間をお見捨てにはなりませんでした。神様は、罪を犯したアダムと女に、悪魔の頭を打ち砕く救い主の誕生を約束されたのです(創世記3:16参照)。

 そして、この救い主こそ、聖霊によっておとめマリアからお生まれになった、イエス・キリストであるのです。イエス・キリストが天から再び来られるとき、新しい天と新しい地が到来します(黙示録21章参照)。その新しい天と新しい地には、もはや災いも苦しみもないのです。

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