いかがお過ごしですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書のガラテヤの信徒への手紙第2章16節に、こう記されています。「人は律法の実行ではなく、ただイエス・キリストへの信仰によって義とされると知って、わたしたちもキリスト・イエスを信じました。」
このように記したのは、イエス・キリストの使徒パウロです。パウロは、イエス・キリストを信じる前、律法を行うことに熱心な人でした。かつてのパウロは、人は律法の実行によって神の御前に正しい者とされる、と考えていました。しかしパウロは、イエス・キリストの啓示によって、人は律法の実行ではなく、ただイエス・キリストへの信仰によって神の御前に正しい者とされる、と知ったのです。
パウロが受けたイエス・キリストの啓示とは、栄光の主イエス・キリストがパウロに出会ってくださったことです。パウロは、イエス・キリストの啓示によって、十字架について死んだイエスが復活し、栄光の主となられたことを知りました。約束の救い主であるイエスが、律法の呪いの死を死んでくださったことを知ったのです。
そして、そのことは、すべての人が誰一人として、律法を完全に守ることができないことを示しているのです。それゆえ、神の御子が人となってくださり、私たちに代わって神の掟を完全に守り、私たちに代わって律法の呪いの死、十字架の死を死んでくださったのです。