佐野直史（銚子栄光教会牧師）

メッセージ： 人はひとりで生きるのは良くない

　おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
　旧約聖書の最初の書物「創世記」には、神の天地創造物語が書かれていますが、そこには、神が最初の人アダムを造られた後、「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」（創世記2:18）とおっしゃり、アダムの後にエバを造られたことが記されています。神様は、「私たち人間がひとりで生きることは良くない」と考えられ、誰かと共に生きる、人間関係の交わりという祝福を与えられたことが記されているのです。

　あなたは、誰かと関わって、話をしたり、共に時間を過ごしたりすることはお好きでしょうか。私は、家族や友人と会って、近況を報告したり、たわいもない話をすることは好きです。けれども、人と関わる時間が多くなると、時には、一人になりたいと思うこともあります。誰かと関わる人間関係は、時に、「一人になりたい。面倒くさい。」と思うことがあると思います。しかし同時に、その人間関係によって、私たちは、励まされたり、「頑張ろう」と思うこともあるのではないでしょうか。

　神様は、ご自身との交わりのみならず、人と人との交わりを通しても、私たちに恵みと祝福を届けてくださるお方です。特に、そのために、神様が私たちに与えてくださったのが、キリスト教会です。神様は、教会を通して、「人はひとりで生きるのは良くない」と繰り返し語りかけ、私たちに、共に生きる喜びを与えてくださるのです。