いかがお過ごしですか。上福岡教会の杉山です。
今日初めてこのラジオを聞かれた方も、何度も聞いてくださっている方も、今日は、一つのことをお知らせします。それは、こうして今聞いておられるこの言葉の中に、皆様の中で育ち始める「心の種」のようなものが入っているかもしれない、ということです。
聖書に、「実を結んで成長しています」(コロサイ1:6)という言葉があります。その前を見ますと、あなたがたのところにまで伝えられた「福音」と書いてあります。そうしますと、私たちの心の中にまかれた種は、「福音」ということです。
「福音」とは、よい知らせという意味ですが、それが、昔始まって、別の人に伝わって、さらに別の人に伝わって、とうとう今私たちのところにまでたどり着いた、と聖書は言います。このラジオで語られています言葉は、そのような歴史を持った「福音」という言葉です。2000年の歴史を持った言葉です。
では、その福音を私たちが聞くと、何が起こるのでしょうか。それは、私たちがイエスと一緒に生きるようになることです。ラジオの言葉、ラジオを通して語られる良い知らせ、すなわち、福音の言葉を聞くことによって、私たちはイエスを知っていきます。
そして、イエスを知った人は、良い種を植えた人のようになります。福音の言葉という種が育って、具体的な生き方の中で働き始めます。例えば、「愛(であり)、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」(ガラテヤ5:22)といったような生き方です。このように、すべての人に喜ばれる、ということは、自分自身も嬉しい。福音の種が、私たちそれぞれの中で目を出し、育っていくのです。