いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
津波や洪水にさらされても、流されることの無い家は、相当頑丈な家であり、土台がしっかりしている家でしょう。イエス様は、岩の上に土台を置いて家を建てた人を、イエス様の言葉を聞いて行う人にたとえています(ルカ6:47-49参照)。
わたしたちの人生には、様々なことが起こります。生きがいを喪失してしまうような危機を経験することもあるかも知れません。それは突然の病であったり、災害であったり、愛する者との死別であったり、失恋ということもあるかも知れません。当たり前のように朝起きて、家族と共に過ごす平穏な日々が突然失われると、家であればたちまち倒れ、流されてしまうでしょう。
しかし、土台がしっかりしていれば、危機に直面しても家がしっかり建っているように、わたしたちも揺るがずに、立ち続けることができる、とイエス様は言われました。その秘訣は、イエス様の言葉を聞き、その言葉に従って生きることです。そのためには、イエス様の言葉を理解して、心に蓄えて、反芻します。暗記してもよいかも知れません。
イエス様は、神様を愛することと、自分を愛するように隣人を愛しなさい、と言われました。神様を愛することは、神様に心を向けて礼拝することです。隣人を愛することは、隣人に親切にすることです。イエス様を信じて、その言葉に従う人も、危機を経験しますが、危機の中でイエス様に尋ねて、助けを求めることができます。
イエス様は、わたしたちを愛しておられるので、わたしたちを守り支えてくださいます。聞いて行う人は、イエス様と共に生きる人です。イエス様はわたしたちに、確かな土台となる、聞いて信じて従う信仰を与えてくださいます。