リジョイスは、「日本キリスト改革派教会 教育機関委員会」発行の「主にある喜び」を育む機関誌です。

■■■ リジョイスの目的 (2)霊的成長 ■■■
(イ) 祈り (ロ) 教理の学び
 リジョイスは、祈りから始まります。これは、リジョイスを開くときが祈りのときになるように、という願いによるものです。改革派教会は、通常、祈祷集を使用せず、公的礼拝では、自由祈祷が司会者により行われています。但し、それは、自由な祈祷ではありますが、思いつきの祈祷ではありません。書いて備えるときがあるから、自然に自由に祈っても、整えられた祈りとなります。私たちは祈りを読むことに慣れていないかもしれませんが、書かれた祈りを読むことで、各自の祈りの生活を豊かにしてまいりましょう。

 教理と言えば、それだけで、ある人には難しいという印象を与えるかもしれません。しかし、教理とは、私たちの信仰生活にとって欠くことのできない基本的な教えを表すものです。宗教改革は、この基本的なことを再確認することによって、信仰の原点に立ち帰るものでした。「教理」にも蜜のような慕わしさを覚えることができる信徒を育てることによって、改革派教会の基礎は固まるように思われます。正しく理解された教理は、神様ご自身とその御業に思いを向けさせ、霊的な生活を豊かにします。

(ハ) 聖書日課
 御言葉に親しんでいただきたく、リジョイスが発刊されました。何かを本気でするなら、日々の積み重ねが大切です。週一の習い事感覚で、信仰生活を理解している改革派信徒は、誰もいないでしょう。しかし、生活は忙しく、日々の時間は、テレビや新聞やインターネットからの情報また仕事のことだけで、すぐに占領されます。神様の御前で生活しているという感覚を研ぎ澄ませるためには、日々、御言葉の養いにあずかることが必要です。御言葉を通してお語りくださる主の御声に、毎日、喜びを持って耳を傾けましょう。

 私の感想ですが、改革派教会は、他の教派にまして、旧約聖書をよく取り上げています。夕拝があるからかもしれません。旧新約聖書全体から学ぶ改革派教会の豊かさを、一人でも多くの方々に届けたく願っています。毎週、旧新約聖書からバランス良く養われるように、聖書日課が組まれています。旧約聖書の或る箇所は馴染みにくいかもしれませんが、創造と救済の歴史に親しむことは、改革派信仰を生き生きと保つうえで大変有益です。また、全国の改革派信徒が、同じ御言葉に日々養われることは、意味のあることです。

 リジョイスを用いるなら、4年間で、旧約聖書を一回、新約聖書を二回、読み通すことができます。主が恵み深いお方だということを味わった私たちは、生まれたばかりの乳飲み子のように、混じり気のない霊の乳を慕い求めましょう(ペトロの手紙一2章2節)。

(ニ) 家庭礼拝 (ホ) その他
 「いのちのパン」は、子供と共に守る家庭礼拝での活用を念頭において、大人と同じ聖書箇所を子ども向けに解説したものです。字が読める子は自分で読み、あるいは、親が子どものために朗読してください。子供への伝道と信仰教育を覚え、家庭礼拝を尊ぶ改革派教会の伝統を継承しましょう。

 リジョイスの「マンガ」は、福音を伝える媒体です。インターネット配信を通しても、若い人に福音を届けたく願っています。
 「信徒の手引き」は、信仰者の生活とは何かを示す指針となるものです。教会生活に則して、また、今日の社会との関わりのなかで、考えてみましょう。

[発行]日本キリスト改革派教会 教育機関誌委員会  [協賛]RCJメディア・ミニストリー

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